2009年 11月 08日
読書の秋 ~ 混迷中
今日は本屋さんの中をうろうろしていた。 最近読みたい本がない。 何か読みたいのに。
小説を読みたいなぁと思って、作家別に並んだタイトルをじっくり見て、どうかなと思う本のあらすじに目を通し、ぱらぱらと文体を斜め読み。
じんわりぞくぞく怖くなる推理小説を読みたい気もするが、生々しい殺人や自殺描写は悪夢となって出てくるので、そういうのは避けたい。 (宮部みゆきの「火車」みたいなのが好きです。)
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は大好きな作品だけど、アメリカに来てからというもの、読みたいのは翻訳作品じゃなくて流麗な日本語の本。
恋愛小説には興味がないし。 特に、女性が主人公の作品を男性作家が書いたものは嫌いです。 (女性の描写がいかにも男性目線で、違和感アリ。)
30分で読めてしまうような軽い小説にお金を出して買う気はなし。 (こちらで日本の本を買うと1.5倍の価格なので。)
今読みたいのは「シートン動物記」みたいなものかも、と思って探したけど、今日行った紀伊国屋にはなかった。 しかしこれは原作で読んでみるべき。
児童書コーナーも覘いて、絵本まで見たりした。 「カラスのパン屋さん」が置いてあって、懐かしかった。 買って帰りたいような気もしたが、実家の私の書架にまだあったと思う。
読んでいる時は本から離れられないくらい作品にのめりこめて、はらはらわくわくして、感動の涙と爽やかな読後感が残る。 そんな本との出会いを求めている。
それで結局、買ったのは仕事用の日本語問題集二冊。 (これは気に入ったのが見つかった。)
読書の秋なのに、ね。
by kyono_soramoyo
| 2009-11-08 13:01
| 身辺雑記 / Personal